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それぞれの想いは交差し、物語を紡ぐ。
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みんな、けしてあげる。あたしがみんなころしてあげる。

……貴方は何を考えているの!?

あたしはあなたがのぞんだからうまれた。だからここにいて、みんなころしてあげるの。

僕が望んだ……?そんな、そんな事は……

あなたはそうのぞんだの。だからあたしはいるの。

嘘……そんなの嘘だよ……!!

ふふっ、みていればわかるよ。



「嘘……でしょう……?」

信じられなかった。私の目の前には、無惨にも切り刻まれた、元人間だった物。
ふらふらとその場に座り込んでしまう。

「ゆ、雪乃ちゃん、大丈夫!?」
「ちょっと……気分が悪くなっただけです。」

幽羅様に支えられて何とか立ち上がる。

「なんてこった……これで何人目だ……?」
「わかんねぇ……なぁ、もうこんな村出ていこうぜ!」
「馬鹿言うな!村を出た奴がみんな死んで帰ってきてるのはわかってんだろ!?」
「くそっ……どうすりゃいいんだよ……!!」

そんな会話が横から聞こえていた。
それじゃあ、この村からは出られないと言う事なの……?

「一体……どうしてこんな事に……」
「羽衣神様の祟りだ……」
「え?」

その言葉は私にとって予想外の言葉。羽衣神様……?
この祟りは、羽衣様がやった?そんな、まさか……!

「神楽火羽衣が生贄として死んで暫く村は平和だった……だが、ある時から
 不穏な気配がし始めた……そう、それからだ!おお、恐ろしい……何と言う事だ……」
「それは、今家にいる羽衣ちゃんと関係あるの!?」
「いえ、確かに似てはおりますが……しかし、あの時既に死んだはずでは……」

何か、とても嫌な予感がする……この村は一体……

「幽羅様……ここは、一旦咲耶様の所に戻りましょう……」
「う、うん……」

訳が分からない。一体この村はどうなっているの?
羽衣様に、一体何が……?
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